ノートパソコンが液晶割れした時の対処法!

注意点とともに解説!

ここ数年、ノートパソコンはますます薄型化・軽量化し、今まで以上に気軽に持ち運びしやすくなりました。その一方で、ノートパソコンを思わず落として液晶割れしてしまうケースが後を絶ちません。また、ぎゅうぎゅう詰めのカバンの中にノートパソコンを押し込み、液晶割れしてしまったケースも少なくありません。もし自分のノートパソコンが液晶割れしたら、いったいどうしたら良いのでしょうか。詳しく解説します。

1. ノートパソコンが液晶割れした時にやってはいけない事

ノートパソコンが液晶割れしたら、できる限り素早く対処しましょう。液晶割れ直後はまだ表示されていた画面が、時間経過とともに映らなくなることが十分に起こり得るからです。しかし、このとき決してやってはいけない事もあります。まずはやってはいけない事から解説します。

1-1. 破損箇所を手で触ってはいけない

液晶が割れてしまった場合、破損箇所が高熱を発している場合があります。やけどの恐れもあるため触れてはいけません。また割れた画面から液晶が漏れ出してくることもあります。漏れ出てきた液晶に触れた指で、目などをこすると大変危険です。破損箇所は直接手で触れるべきではありません。

1-2. 電源のオン・オフを繰り返してはいけない

画面に何も表示されなくなったからといって、何度もパソコンの電源ボタンでオン・オフを繰り返してはいけません。ハードディスクの動作中に突然電源を切ると、故障に繋がります。慌てて電源のオン・オフ繰り返すことによって、液晶だけではなくハードディスクまでも破損しかねません。

1-3. 液晶割れの状態で使い続けてはいけない

液晶が割れてしまったけれど、範囲も狭く、作業に支障がないからといって使い続けてはいけません。液晶画面のガラスとガラスとの間には、発光する液晶素材が詰め込まれています。たとえ小さな範囲での液晶割れであろうとも、液晶素材への影響は避けられません。そのまま放置していると完全に映らなくなる可能性があります。そうなる前に手を打たねばなりません。

2. ノートパソコンが液晶割れした時すぐにやるべき事

ここからは、ノートパソコンが液晶割れしてしまった際の対処法について解説していきます。

2-1. バックアップをとる

ここからは、実際によくあるパソコントラブルの症状と、修理に出す前にチェックすべきポイントについて解説します。

2-1. フリーズして動かなくなる

ノートパソコンが液晶割れした時、その後使えなくなることを想定して、外付けハードディスクやクラウドストレージサービスに、大切なデータをバックアップさせておきましょう。修理に出す際に、パソコンの初期化が条件になることもあります。なおさらバックアップは取っておきたいものです。

とはいえ、バックアップ作業をするためには画面表示されていることが前提です。液晶割れと同時に画面表示が出来なくなっていたとしたら、どうしたらよいでしょうか。実は、外部モニターもしくはテレビに接続して表示する方法があります。最近のノートパソコンの多くはHDMI端子を備えていて、家庭用テレビにもHDMI入力端子がついています。あとはHDMIケーブルさえあれば簡単です。外部モニターないしはテレビに出力された画面を見て、バックアップ操作を行いましょう。

2-2. ハードディスクを取り出す

外付けハードディスクやクラウドストレージサービスにバックアップが取れない場合には、ハードディスクを物理的に取り出してしまうという手もあります。取り出したハードディスクを、外部ハードディスクとしてデータを取り出せるキットがあるので、大切なデータを失うことはないでしょう。

3 .修理に出すべきか、新たに購入すべきか

パソコンが液晶割れしてしまった場合、新たに買いなおすべきか、修理に出すべきか迷う方もいらっしゃるでしょう。ここでは、どちらを選ぶべきか、具体的なケースについて解説します。

3-1. 新たに購入した方がよい場合

バックアップが取れたら、いよいよ次は修理に出します。しかし、修理するよりもパソコンを新しく買い換えた方が良い場合も考えられます。具体的には次のようなケースです。

・CPU性能の低いパソコン
・WindowsXP、Windows7など古いOSのまま使っているパソコン
・既存の環境を全く残す必要が無い場合

3-2. 修理はどこに頼めば良いか

今使っているノートパソコンがまだ使えるのならば、修理を依頼しましょう。パソコン修理を依頼する先は主に2つです。1つはメーカーないし販売店、もう1つは街のパソコン修理業者です。メーカーないし販売店に修理を頼むメリットは、保証期間内であれば無料あるいは低料金で修理してもらえるところにあります。デメリットは、手間と時間がかかることです。修理するパソコンを自分でメーカーに発送しなければならないケースもあり、依頼から修理完了まで1週間から1ヶ月かかることもあります。

一方で、パソコン修理業者に修理を依頼するメリットは、すぐに対処してくれることです。場合によっては、当日に修理完了することもあります。しかし、費用はかかります。

4.まとめ

ノートパソコンが液晶割れしたときの対応と、注意点を解説いたしました。状況に応じて、買い替えや修理を選びましょう。 京都でパソコン修理サービスを行っている「エムシステム」では、京都市内を対象に出張サポートを行っています。液晶割れをはじめとして、パソコンのトラブルなどでお困りの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。