タブレットの画面割れの対処方法は?
スマートフォンよりも大きな画面のタブレットは、利用する人の数も増えています。タブレットを利用している際に「画面が割れてしまう」ことがあります。画面が割れた状態のままタブレットを使用し続けることは危険です。今回は、タブレットの画面割れに対する対処法と、事前に防ぐための対策をご紹介します。
1. タブレットの画面が割れたまま放置する危険性
タブレット端末の画面にはガラスが用いられています。タブレットを普通に使用しているだけでは画面が割れるようなことはあまり起こりません。しかし、強い衝撃が与えられれば話は別です。誤って落としてしまったり、持ち歩いている際にタブレットに圧力がかかってしまったりと、日常起こり得ることが要因でタブレットの画面が割れてしまいます。
画面割れは頻繁に起こることではないため、「直し方がわからない」、「直すことが面倒」といった理由で、画面の割れた状態で使い続けてしまう方がいらっしゃいます。しかし、実は大変危険な行為です。まずは、画面割れの状態を放置することが危険な理由を3点お伝えします。
1-1. 割れた画面の破片で怪我をする
タブレットの画面はガラスでできているため、割れた時には細かい破片が散らばることになります。ガラス素材のコップが割れた時をイメージするとわかりやすいでしょう。割れた直後は床やカバンの中などに散らばった破片で足や手に怪我をする可能性があります。また、画面割れを放置してタブレットの使用を続けると、タッチパネル操作によってガラスの破片が指先に刺さる危険性があります。
1-2. タッチパネルに不具合が生じる
ほとんどのタブレット画面にはタッチパネルが搭載されています。画面にさわったことを感知する「タッチセンサー」は液晶とガラスに挟まれるような構造になっているため、ガラスが割れるとタッチセンサーにも影響が及びます。
1-3. タッチパネル以外の機器へのダメージ
タブレットの画面には、高い強度のガラス素材が用いられます。そのガラスが割れるほどの衝撃がタブレットに加わるわけですから、当然端末の内部の機器にもダメージを受けている場合があります。表面上では分からないトラブルにより、最悪の場合はデータがすべて消去されてしまう危険性も考えられるでしょう。
2. タブレットの画面割れ対策
どれだけ気を付けて使用しても、ちょっとした気のゆるみやうっかりミスによって、タブレットの画面が割れてしまうことは起こり得ます。そのため、あらかじめ画面が割れにくくなる工夫や割れた時のための対策を取っておくことが大切です。おすすめの対策を4点お伝えします。
2-1. 画面に保護フィルムを貼る
タブレットの画面保護にはフィルムを貼ることは欠かせません。画面割れ対策だけでなく、傷や汚れを防ぐ効果もあります。また、万が一画面が割れてしまった場合も、ガラスの破片が飛び散ることを防いでくれます。
素材の違いや保護以外の機能などで、さまざまな種類のフィルムが販売されています。画面割れ対策としては、ガラス素材のフィルムを選択するのがおすすめです。保護以外にもブルーライトのカットや、覗き見を防止の機能が備わったフィルムもあります。自分の好みに合うものを選びましょう。
2-2. アクセサリを装着する
タブレットを外に持ち出すことが多い方におすすめなのが、手帳型のケースや収納ポーチといったアクセサリを装着することです。画面だけではなく、背面も保護できるため、高い位置から落としてしまうなどの強い衝撃にも耐えやすくなります。
2-3. 使用する場所に気を付ける
タブレットを使う場面に気を付けることも大切です。持ち歩きながら操作したり、持っているときに混雑した場所に行ったりするのは避けましょう。画面割れの原因の多くは「落とす」こと、そして物や人による「圧迫」です。安定して落ち着いた場所で使用しましょう。
2-4. データのバックアップを取っておく
画面が割れ、端末そのものにも影響が生じてしまう事態を想定し、データのバックアップをこまめに取っておくようにしましょう。タブレットを落としてしまった場合、その衝撃でデータが消えてしまう可能性もあります。バックアップを取っておけば、データの復旧もスムーズに行えるので安心です。
3. タブレットの画面が割れてしまった場合の対処法
事前に対策を講じても、破損のリスクは避けられません。画面が割れた場合は「専門の業者やメーカーのサポートに修理を依頼する」か「新しい端末を買う」のが最善策です。自分の力で直すことはやめておいた方が良いでしょう。
3-1. 自分で修理するのはおすすめしない
「表面のガラスのひび割れを直すくらいなら自力でもできそう」と考えてしまう方もいるかもしれません。接着剤などを使って、剥がれたガラスをくっつけるのは大変危険です。ガラスの下の液晶部分に影響を及ぼす可能性があり、余計な不具合を起こしてしまう危険性があります。
自力で何か対処するとしたら、応急処置レベルで、保護フィルムやセロテープなどを貼り、それ以上にひびが広がることやガラスの破片が飛び散ることを防ぐ程度にとどめましょう。
3-2. 信頼できる業者に修理してもらう
一番の対処法は、専門の業者に修理を依頼することです。即日修理を行ってくれる業者もあります。端末のメーカーによるサポートに加入している場合は、そちらに相談するのもよいでしょう。修理の費用は掛かりますが、プロの手に任せればスピーディーで確実に対処できます。
3-3. 新しい端末に買い替える
難しい修理が必要で、修理費が高額になってしまう場合や、画面が割れる前から端末の買い替えを検討していた場合は、破損をきっかけに新しい端末に買い替えるのもよいでしょう。長年使用している端末は、バッテリーの消耗が激しかったり、タッチパネルの感度が下がっていたりと、ちょっとした不具合を感じることがあります。修理しても不具合が完全に解消されるわけではありません。現状の端末に不満を持っている方は買い替えがおすすめです。
4. まとめ
今回はタブレットの画面割れについて、事前に防ぐ方法や割れてしまった時の対処法を紹介しました。画面が割れないよう、気を付けて使用することが大切です。いざというときに慌てないよう、対策や対処法をきちんと頭に入れておきましょう。
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