ウイルス駆除・対策について!
容量の大きいデータを入れたわけでもないのにパソコンの動きが遅い、または起動しないなどのトラブルが起きたらウイルスが原因かもしれません。もしあなたのパソコンにウイルス感染の疑いがあれば速やかに対処する必要があります。ウイルスに感染したらまず何をするべきなのか、ウイルス対策において何を重視すべきなのか、この記事ではウイルス駆除・対策のポイントについてご説明します。
1. ウイルス駆除・対策に向けて知っておくべきこと
パソコン作業中に突然、大量のポップアップ広告が表示されたり、意図しないシャットダウンと起動をくりかえしたりするのを目の当たりにしたら、動揺して何をするべきかわからなくなる方も多いのではないでしょうか。ウイルスはいつどのように感染し、どのような被害をもたらすかわかりません。ウイルス感染の症状が表れたときも慌てずに対処できるよう、まずはウイルス駆除・対策のウォーミングアップとなる情報を2つお伝えします。
1-1. ウイルス感染の現状
医学上のウイルスに酷似した自己増殖能力の高さが脅威として恐れられているコンピュータウイルスは、近年その悪意と巧妙さを増幅させているのです。独立行政法人情報処理推進機構セキュリティセンターが公開した情報では、2022年1年間に寄せられたウイルス届出件数は560件におよびます。
そのうち実際に感染被害に遭った件数は188件という集計結果が出ているのです。これは、前年のデータと比べて届出件数は4割近く減少しているものの、実被害件数が3倍になったことを表す数値となっています。
1-2. 悪質化するウイルス
改ざんされたWebサイトや電子メール・USBメモリなどあらゆる経路から侵入するウイルスは、情報漏洩やシステム破壊、遠隔操作によるファイルの削除・不正アップロードなどさまざまな被害をもたらします。次々に進化するウイルスのなかでも、コンピュータ内部に潜伏して侵入経路をつくる「バックドア」や外部からの遠隔操作を行う「ボット」はとくに悪質なウイルスとされています。
いずれもユーザーが気づきにくいようつくられているというのが共通点です。不正メールを使って侵入し、情報を搾取するとともに他のウイルスの媒介役となって感染を拡大させる「エモテット」は、近年最も感染が急拡大しているウイルスとして警視庁が注意喚起を行うまでになっています。
2. ウイルス駆除の工程とポイント
では実際に、どのような工程でウイルス駆除を行うのかポイントを交えながら見ていきましょう。
2-1. ネットワークを遮断する
正常時に比べ明らかに動作が鈍い、インストールされたセキュリティソフトからの警告画面が表れるなどの症状を確認したら、速やかに行うべきことは唯一つ『ネットワークの遮断』です。
ウイルスの感染スピードは速く、感染した端末をネットワークから切り離して隔離しなければ被害を拡大させる恐れがあります。駆除作業に入るのは、有線LANのケーブルを抜く、Wi-Fiをオフにするなどネットワークを完全に遮断したあとになります。
2-2. ウイルスの種類を特定して駆除する
ウイルスは、その種類によって受ける被害や対処法が異なるため、ウイルススキャンでウイルスの種類を特定することは重要な工程です。セキュリティソフトの指示に従いそれぞれのウイルスに適した対処法で駆除を行ったあと、感染源となったメールやファイルはごみ箱からも完全に削除しましょう。
2-3. ウイルス駆除の最終手段
再度ウイルススキャンを行ってウイルスが検出されなければ駆除作業は完了しますが、日々新しく生まれ変わるウイルスは、セキュリティソフトを最新版にアップデートしても駆除できない場合があります。スキャンと駆除を何度かくりかえしても問題を解決できなければ、パソコンを初期化するしか手立てはありません。初期化によりウイルスは完全に消去できますが、パソコン内のデータもすべて失われてしまうため、データの復元作業が必要になることを念頭に入れておきましょう。
3. ウイルス対策のポイントとは
ウイルスをいち早く検知し、素早い駆除を行うためには、ウイルス感染する前の健全なネット環境でセキュリティソフトをインストールすることが必要不可欠です。セキュリティソフトをウイルスの進化に対抗し得る最新版にアップデートすることはもちろんですが、それ以外にもウイルス対策における重要なポイントがあります。それは、パソコン内のOSやソフトウェアに『脆弱性を残さない』ことです。
脆弱性とはプログラムの不具合などに起因して発生するセキュリティ上の欠陥を指しますが、脆弱性があるままでパソコンを使い続けるとウイルス感染のリスクが高まります。脆弱性を残さないためには、パソコン内のOSおよびソフトウェアを常に最新の状態にしておく必要があります。パソコンの機種が古くなり、サポート期間が終了して、アップデートされないままインターネットに接続した状態でいることは、非常に無防備な行為といわざるを得ません。
4. まとめ
ウイルス駆除・対策をするうえで最も重要なのは、迅速かつ適切な対応です。ユーザー自身によるウイルス駆除はもちろん可能です。しかし、ウイルスを完全に駆除できない、初期化したあとデータをうまく復元できないといった事態に陥った場合は、パソコン修復を専門とするプロの手に委ねるのが最善策といえます。
京都市に拠点を構える「エムシステム」は、パソコン修理やデータ復旧において確かな実績を誇るプロ集団です。店頭持ち込みのほか出張による修理も実施しており、あらゆるパソコントラブルに専門スタッフがすぐに駆けつけるサービスを展開しています。夜間・休日を問わず、スピーディな対応を行っておりますので、ウイルス駆除・対策に不安を感じた際にはぜひお気軽にご相談ください。
料金表
診断料金 |
¥550
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– |
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出張料金 |
¥3,300
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来店される場合は不要でございます |
基本料金 |
¥3,300
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1時間以内で設定・修理できるもの ※以下の作業は別途費用がかかります。 |
作業内容 | 料金 | 詳細 |
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ウイルス駆除 |
¥9,900
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悪意のあるウイルス等が原因で、正常に動かなくなったパソコンの動作を回復 |
マルウェア駆除 |
¥6,600
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悪意のあるウイルス等が原因で、正常に動かなくなったパソコンの動作を回復 |
ウイルス対策設定 |
¥1,100
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ウイルス対策ソフトのインストール※ソフト代は別途見積 |
※上記以外の作業内容もご対応可能でございます。その都度お見積りさせていただきますので、ご相談ください。
※表示価格は税込です。