スマホの液晶に浮きが見られたら?

その原因と普段の対策をご紹介!

スマホを使っていて、画面の角の部分が浮いているのに気付いたというのを経験された方もいらっしゃるでしょう。液晶が浮いてしまえば使いにくくなってしまうので、見過ごせるレベルの故障ではないといえます。ここでは、スマホの液晶が浮いてしまった場合、どのようにすべきかをご紹介します。

1. スマホの液晶が浮いてしまう原因

スマホの液晶に浮きができてしまうのは、スマホの部品に原因のある場合がほとんどです。決して軽度な破損ではないので、すぐに対応をする必要があるでしょう。まずスマホの液晶に浮きが見られる時、その原因は何かについて解説します。

1-1. 圧着シールの劣化

スマホの画面や背面は、圧着シールと呼ばれるシールによって、フレームに強く貼り付けられています。

ただこのシールは時間の経過とともに粘着力が弱くなっていきますので、その力が弱くなってしまった場合、画面や背面が浮くこともあります。

1-2. フレームのゆがみ

スマホはある程度の衝撃への耐久性をもっていますが、落としてしまったときの衝撃や、熱による変形によってフレームがゆがむこともあります。長くスマホを使用するにつれ、ゆがむ可能性は高くなっていきます。つい手が滑ってスマホを落としてしまい、心配して手に取ってみれば画面は無事だったようだし、操作も問題なくできるとなれば安心してしまいますが、その時に本体が少しゆがんでしまう事もあります。落とした時はくまなくスマホをチェックした方が良いでしょう。

1-3. バッテリーの膨張

画面の浮きの原因で最も多いのはこのバッテリーの膨張です。スマホに搭載されている電池は、使用するごとに劣化していき、古くなれば内部にガスを貯めることがあります。それによってバッテリーが膨張し、画面や背面を押し上げてしまうという現象につながってしまいます。スマホの充電において、100%なのに充電し続ける「過充電」や、0%の状態で放置をする「過放電」が多いと、バッテリーがダメージを受けやすくなり膨張しやすくなります。バッテリーは膨張をすれば発火や爆発の危険もあるので、放置はしないようにしましょう。

2. 液晶が浮いた時は修理へ

液晶に浮きが出た場合、すぐに修理に出した方が良いでしょう。少なくとも本体の構造にひずみが起きている事や、熱によるダメージの懸念があるケースなど、状況が深刻であるからです。

2-1. 応急処置よりも一刻も早く修理へ出す

液晶の浮きの場合、テープで貼り付けたり、接着剤を持ってきたりすると逆効果となります。

繊細な部品が露出したり、熱によるダメージを受けていたりする可能性がありますので、貼ったり巻いたりすれば他の部品に物理的な力を与えたり、放熱する場所を奪ったりと良い事はありません。

すぐに修理へ出すようにしましょう。

2-2. 修理の内容・買い替えの是非

修理に出した場合、その状況を見てもらい、その原因や破損の程度によって修理内容も違ってくるでしょう。もしあまりにも破損が顕著であったりスマホが古すぎたりする場合は、新しいスマホと買い替えることも検討する必要があるかもしれません。それによって費用に幅ができるでしょう。現在のスマホの状況やお財布事情などと相談をして決めることとなります。

3. スマホの液晶の浮きを防ぐ方法

突然スマホの液晶に浮きが出て、突発的に修理や買い替えが必要になると大変でしょう。そうなれば、その前後にスマホが扱えずに不便を感じることにもなります。そのため普段からスマホの液晶に浮きが来ないような使用の仕方を守ることが重要です。次にスマホを液晶の浮きから守る方法について紹介します。

3-1. 普段からスマホを充電したままにしない

液晶の浮きが最も多いケースは、バッテリーの膨張です。その現象は、普段充電をし過ぎることで起こりやすくなります。

充電が100%になった後もずっと充電の状態にしていると、過充電の現象が起こり、バッテリー内にガスを発生させやすくなります。充電するならいつも100%でなければ気が済まない(落ち着かない)と思われる方は多いものです。ところがそれが逆にバッテリーには良くないので、充電は計画的に行いましょう。

3-2. 充電されていない状態のまま放置しない

それとは逆に充電の残量が0%の状態になっても、スマホには良くありません。リチウムイオン電池の特性なのですが、電源がオフの状態であっても動き続けるアプリがあるため、「自己放電」という現象が起き、スマホを使わなくてもバッテリーが劣化するのです。そして、ガスを貯めやすい電池に変わってしまう事があります。使わないスマホがあっても、残量を半分程度にされた状態をキープすることがおすすめです。

3-3. 高温の場所に注意する

バッテリーが高温となることで、ガスが発生しやすい状態となります。そのため、熱い所で使ったり置いたりしないようにしましょう。とくに車の中に置きっぱなしにする、暖房器具の近くに置くなどは厳禁です。またスマホを使い続けていればバッテリーが稼働し続けることとなり、熱を持ちやすくなるので、適度に使用しましょう。

4. まとめ

スマホで液晶に浮きができたのを発見したら、深刻な状態と受け止めて、すぐにでも修理に持っていくようにしましょう。その多くの場合はバッテリーに原因があります。早めに持っていくことでその被害が少なければ、丸ごと買い替える必要まで至りません。できるだけ安く修理が可能で、大切なスマホが使えなくなることを防げます。日頃から液晶の浮きが起こらないようなスマホの使用法を守りましょう。

「エムシステム」は、スマホの修理を手掛ける業者です。もし愛用されているスマホの液晶に浮きが見られる場合など、スマホでお悩みの時は、ぜひお気軽にお問い合わせください。誠意をもってご対応いたします。