スマホ電池 交換

スマホの電池交換は自分でも可能？

交換の目安や注意点を解説！

スマホの電池の減りが早くなった。最近スマホが熱くなる。このような症状はスマホの電池容量が減っているからかもしれません。毎日使用するスマホですから、電池残量を気にせずにストレスフリーで使いたいことでしょう。今回はスマホの電池交換について、症状や注意点を説明いたします。

スマホの電池は消耗品です。なぜならスマホにはリチウムイオンバッテリーが使用されていて、少しずつ劣化していくためです。

1-1. 電池の減りが早い

リチウムイオンバッテリーは、長年使用していると充電可能容量が低下します。見た目は100％の電池残量だとしても、最大容量は実際には低下しており、そのため電池の減りが早くなります。

ついさっき充電したのにまた充電かと感じたら、電池が劣化している証拠かもしれません。

1-2. スマホが異常に熱くなる

スマホは精密な作りになっています。そのため長い時間熱いままだと、不具合が起きやすくなります。しかし少し発熱したからといって、必ずしも電池が消耗しているとは限りません。アプリの使用時に基板のCPUが動いたり、気温の変化によっても熱くなったりすることもあるからです。しかしスマホの電池劣化が原因の場合、電池を交換するしか方法がありません。

修理費用をなるべく抑えるために、自分で電池交換をしようと思うかもしれません。しかし素人が電池交換を行うことは危険です。それには幾つかのリスクがあるからです。

2-1. 専門の工具が必要

スマホの電池交換のためには専門の工具が必要です。

もともと機械の分解が好きで、工具を持っている人は大丈夫ですが、工具を揃えるのにも費用がかかります。また、その工具を適切に使用するための技術や経験も必要です。

2-2. 引火や爆発の可能性

スマホの電池は取扱いが非常に難しいものです。間違えてしまうと、引火や爆発を起こしてしまい、火事や怪我の原因になります。そもそもスマホのリチウムイオンバッテリーは強い衝撃があると、ショートして発火してしまう可能性があります。素人では扱いが非常に難しいため、専門の修理業者に依頼するのがおすすめです。

2-3. 症状がさらに悪化してしまう可能性もある

電池交換といっても、スマホの内部は細かいパーツや配線が多くあります。素人が触ると、スマホ自体を損傷してしまう可能性が高いものです。たとえば画面を壊してしまったり、配線を間違えてしまったりなどです。結果として最初に修理業者に依頼するよりも、かえって費用が高くなってしまうこともあります。

2-4. 法律違反の可能性がある

自分で電池交換をすると法律違反になる可能性があります。総務省から認可を受けていない人がスマホを分解し、それを使用すると電波法に抵触するからです。個人で分解するだけでWi-Fiやモバイルデータ通信を全く行わない場合は問題ありません。しかし大抵の方はスマホを使用するために電池交換を行います。ですから、自分で電池交換を行わず、国から認可された修理業者に依頼しましょう。

大切なスマホを預けたのに結局直らなかった、というのは避けたいところです。そこで安全なスマホ修理業者に依頼するために、幾つかのチェックポイントがあります。

3-1. 総務省の「登録修理業者制度」に登録している

これは「国から認可を受けている修理業者」の証です。国が定める品質や技術、安全性などの全ての基準をクリアしなければなりません。

大抵の業者は登録していますが、中には未登録で修理を請け負っているところもあるので注意が必要です。

3-2. PSEマークのある電池に交換してくれる

日本には電気用品安全法という法律があり、これは経済産業省が管理しています。スマホの電池には基本的に丸印のPSEマークがついています。これは電気用品安全法に沿って検査したことを示すマークです。きちんとこのマークがついている電池と交換しているか、修理業者に確認してみると良いでしょう。

3-3. 実績や料金をきちんと調べる

街の修理業者の修理実績や料金をきちんと調べてみましょう。今までどのような修理を行ってきたのか？修理料金はどのタイミングで発生するのか？そもそもきちんとした登録業者なのか？このような情報はインターネットで簡単に調べられます。親切な業者はこちらが質問したことに丁寧に答えてくれます。疑問に思ったことは積極的に質問して解消していきましょう。