ゲーミングパソコンの電源復旧修理【CPUグリス交換】

今回紫野本店にご来店いただいたお客様は、ゲーミングパソコンの電源がつかなくなり、使用できなくなってしまったようです。

お預かりさせていただき、まずは分解して電源ユニットをテスターで計測します。特にエラーなどは出なかったので電源ユニットには問題なし。念のためテスト用の電源ユニットを接続して、CMOSクリアも行いますが起動せず。

※CMOSクリアとは…マザーボード上のCMOSに保存されているCMOS情報を消す操作です。 CMOS情報にはBIOSの各種設定・現在の時間等が含まれます。 CMOSは電源ユニットからの電気とマザーボード上の電池、コンデンサに蓄えられた電気でその情報を保持しています。

メモリ、SSD、グラフィックボードも問題なく通電していたので、残るはCPUです。空冷ファンを外してCPUも取り出そうとしたところ、空冷ファンにCPUが引っ付いたまま外れてしまいました。

マザーボード側でロックが掛かっている状態で外れてしまいましたが、CPUピンは折れていませんでした。

CPUをファンから取り外すため、ヒートガンで温めながらヘラで少しずつ引きはがしていきます。今回起動しなくなった原因は恐らくCPUグリスの劣化によるものだと思われます。

無事取り外せたため、CPUピンが折れていないことを確認し、マザーボードに取り付けます。CPUグリスを塗り直し、ファンやその他のパーツを取り付け、起動します。

Windows10が立ち上がりました。動作確認を行い、問題なかったのでお客様にお渡ししました。

今回はお預かりからお渡しまで1週間ほどでした。

もしゲーミングパソコンが起動しなくなった場合、もしかしたらCPUグリスの劣化によるものかもしれません。

定期的な交換をすることで防げることなので、1年に1回はメンテナンスを行いましょう。当店でも可能ですので、ご自身で難しいと思われる方はエムシステムへご相談ください！

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